スーパーピグマリオン神戸・三宮教室

教室長のつぶやき

教室長のつぶやき

教室長のつぶやき(2022.9月)

2022年9月16日 更新

今年実施した「全国学力・学習状況調査」結果から家庭内の教育環境の大切さを考える。

兵庫県では9月を待たずに2学期がスタートした学校が多数ありましたが、当教室の子供達は、宿題も完璧に終えて元気に登校しています。

さて、今回は文部科学省が毎年実施している「全国学力・学習状況調査」の結果を基に、家庭内での教育環境の大切さを、スーパーピグマリオン神戸本部・三宮教室長(元兵庫県内公立中・高等学校教諭及び教育委員会指導主事)が独自の視点で考えてみました。

 

「全国学力・学習状況調査」では、小学6年生(教科は国語と算数)と中学3年生(教科は国語と数学)が対象となり、昨年は新型コロナ感染拡大の影響で中止となったため2年ぶりの実施となりました。

 

その結果ですが、都道府県ランキング全47都道府県では、前回までの調査結果とほぼ同じで、石川県・秋田県・福井県が上位に位置しており、今回は東京都が小学校3位・中学校4位の結果を残しています。

 

また、都道府県別の学習塾ランキングを見ると、塾の数全国1位は東京都でしたが、学力テストの結果から塾の多い都道府県の学力が高いとは限らず、塾の数が全国2位の愛知県が学力テストの結果では最下位となっています。

 

そこで、「全国学力・学習状況調査」の結果から子供の学力の向上には何が大切なのかを考えてみました。

子供は自ら学べる力を持っており、この自発的な力を発揮できる環境を保護者が作り、好きなことを自由にさせ、どんなことでも話を聞いて子供の良いところを褒める事、子供の成長を楽しむ事が大切です。

 

昨年まで13年間全国1位の秋田県は、他県よりも学校教育の内容が充実しており、優秀な秋田県の先生方の長年の努力が報われた結果と思われます。

特に秋田県の学校の先生は子どもをよく褒める。学校以外の家庭内の教育環境にも的確なアドバイスを行い、家庭と共に子供の成長を助け、子供が難問に出会っても挫けず取り組む姿を共に見守り、子供の成長を助けています。

 

私は高校教師時代に、大切な教育を塾や学校に任せきりにし、結果(通知表・テスト・他の子供との比較等)だけで子供を評価し叱り、その結果自信を無くした生徒が高学年で多くの問題を起こし、保護者・教師が大変苦労しているのを目の当たりにしてきました。

教育には早道は存在しません。

子育てについては秋田県から学ぶことが多いですが、幼児期(小学校低学年を含む)に身に付いた自ら自発的に学ぼうとする学習意欲は、高学年(中・高・大学)で素晴らしい成果となって表れてきます。

子供の力を信じ、希望を持って子育てを楽しみましょう!


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