講師のつぶやき
講師のつぶやき(2021.9月)
2021年9月29日 更新
だんだんと涼しくなり、秋の訪れを感じるころとなりました。
当教室でも中秋の名月の9月にはお月見だんごの切り絵遊びや、「月」「うさぎ」といった童謡を歌い、季節を感じてもらっています。
レッスンでお月見だんごの切り絵の対称図形を上手に切っていた小学1年生のSくん。
紺色の画用紙に白いお団子の切り絵を貼り、次に初めてのコンパスで黄色い折り紙に円を書き切り抜いて作った満月を貼りました。
さらに季節感カードのお月見カードを見ながらススキをクレヨンで描いて素敵なお月見の絵の完成です。
「Sくん、本物のススキ見たことある?」
「うーん、ない。」
そのようなやり取りのあと、教室長が本物のススキを山で取ってきて入り口に飾ってくれました。
本物のススキは穂がふわふわで絵で見るよりずっと迫力があります。
整備された街に住んでいると、なかなか本物のススキを目にする機会がないかもしれませんが、幼少期にできるだけ本物の自然を見て感じてほしいですね。
【自然の中での遊びが子どもを伸ばす】
ピグマリオンの教室での学習はプリント中心ですが、幼児期、児童期は自然からの学びがとても大切です。ぜひ、ご家庭では自然の中で遊ぶ機会をたくさん作ってあげてくださいね。
自然の中で子どもはたくさんの発見をします。
山、坂道、川、海、木、草、石、生物、虫など、用意されたおもちゃではない色々な物を発見し、見て触って音を聞いて匂いを感じて自由に遊びを作り出します。そしてそこには「これなんだろう?」という興味、新しい発見と感動があります。
自然の中で友達と遊べば、地形、天気、人数、メンバーによってルールも変えていかなければなりません。
季節によって風、音、匂い、葉っぱ、木の実なども変わり、遊びも変化します。
自然の様々なことを五感で感じます。
自然の中にはいたるところに子どもが学ぶ素材があふれています。
【自然遊びで身につく力】
自然の中で身につくのは点数で表すことの出来ない力、「非認知能力」と呼ばれる能力です。
・自分で遊びを創造、発想する力がつく。
・やってみたいというチャレンジする力がつく。
・自分であれこれ試して試行錯誤する力がつく。
・五感の感性が豊かになる。
・発見することで得られる感動体験を生きる力にできる。
・直接体験での疑問が、知りたいという調べ学習につながる。
・子どもそれぞれの多様な学び方が出来る。
このような力は、これからどんどん変化していく時代の中でも自分の道を見つけていける生きる力となっていくでしょう。
そうはいってもたくさんの自然に触れることは街に住んでいるとなかなか簡単ではないことと思います。
ピグマリオン三宮教室では教室長が子どもたちへの自然体験を大切に考え、海や山へ季節の体験に行っています。
どんな楽しみがあるのかは、ぜひ教室長にお聞きくださいね。