お知らせ
我が子を素敵な子供に育てる
2015年9月8日 更新
昨今、少子高齢化に益々拍車がかかっています。
少ない子供だからこそ、1人ひとりの子供を大切に素敵な子供に育てたいものですね。
そこで伊藤先生に素敵な子供に育てるポイントを伺いました。
伊藤先生:
親は皆自分の子供に素晴らしい人生を歩んでほしいと願っています。
しかし、多くの母親は、「小さいうちは、手取り足取りすることが必要だという」、間違った育て方をしています。
この考え方は、早急に改めていただきたいというのが、私の考え方です。
幼児期には、6つの能力(指先、図形、空間、数論理、言語、社会性)を育てることが子供の人生を豊かにする本物の教育です。
私の30年にわたる指導経験から、多くの子供たちを指導してきて間違いなく下記のことをしっかりと出来た子供はどんなお子さんでも素晴らしい成果を成就されています。
したがって、私はこれが本物の幼児教育だと確信を持っています。
まず、
① 親からの愛情をたっぷりと子供自身が感じている。
⇒親は愛情を注いでいるといっても、子供がそれを感じているかどうかが問題。
うるさく、注意して、あれしゃダメ。これしゃダメ。は逆効果。どうすれば、いいか子供と一緒に考えさせて結論を出しましょう。
② 肉体的に自立している。
⇒①が土台。自分のことは自分でできる。特に指先を使う日常生活をさせているか。
親や祖父母がかまい過ぎてはいないか。
昨今、日常生活が便利になり過ぎ、両手や指先を使わなくてもいいようになってきているので、意識して使わすようにしましょう。
③ 精神的に自立している。
⇒①、②が土台。親のスカートやパンツを片手で持ち、一緒に歩いている姿は、親から自立していない動作です。
1人でお留守番ができる。1人でお使いが出来るように精神的な自立を養いましょう。
④ 知的に自立している。
⇒①、②,③が土台。ピグマリオンが教えないで、学ばせる方法を取っているように、
人から教えてもらうことばかりを考えている子供は知的に自立していません。
解らなくても自分で考え、自分なりに答えを出すような子供に育てましょう。
⑤ 視野が広い。
⇒①~④が土台。空間や図形が理解できる。ピグマリオンの点描写を一日1題づつでもいいので、続けてやらせてください。
⑥ 論理的思考ができる。
⇒①~⑤が土台。数論理能力。言語能力が高い。幼児期が最も脳神経細胞が発達している時期だと言われています。
この時期に苦痛なくこれらの能力の基礎を育てることが最も大切になってきます。
⑦ 社会性が育ってくる。
⇒①~⑥が土台。ここまで育ってきた子供は、大脳皮質特に理性をつかさどる前頭連合野の部分が発達してきます。
他の人への思いやり、気配りもできるようになる時期です。他人のことも思いやる心を身に着けさせてください。
教育とは、日本の教育基本法の目的にもあるように、「人格の完成」を目指すものです。社会性のある人間として育てられた人物はどのような社会においても素晴らしい人間として受け入れられることでしょう。